無想庵コラムCOLUMN

お茶の用語辞典(ま~や行)

お茶の用語辞典(ま~や行)

ま行

・結び柳(むすびやなぎ)…正月や初釜式の床荘り(とこかざり)で、柳釘に掛けた青竹の花入れに入れる。柳の枝はすごく長く、枝で円をつくり数本の枝を束にして床にたらす

左の写真では床の右側から柳が輪になり、床の反対側まで伸びている。今年はちょっと柳が短め。

・柳釘(やなぎくぎ)…床の下座側の奥の柱に打つ釘。柳結び荘りに使う。右の写真が柳釘。

・水屋(みずや)…点前や茶事のための準備や片づけをする場所であり、また道具を収納しておく棚が作られている茶室に付属した裏方さん専用の場所のことを言います。

水をつぎ足したり、使用した茶碗や建水(けんすい)、茶筅(ちゃせん)を洗い清めるための水道蛇口と排水溝が備わっています。
茶道具類を置くための棚が作り付けられていることが多いです 。

茶室やお稽古場では、裏方で点前の準備や片づけをする場所のことを「水屋」と呼んでいます

そのため、水屋で行う作業のことを水屋仕事と言います。

お客様には見えない部分であり、道具類が増え、物は多くなりがちなので、つい雑になりがちですが、 水屋仕事の影響は知らず知らずに点前や所作にもにじみ出てくるものです。気をつけましょう。

清潔にするのはもちろんのこと、誰が使うことになっても分かりやすいように決められた場所に、整頓された状態に保つことが大切です。

水屋は、茶室の大きさ、茶道口や給仕口の位置や露地との関係、流儀や好みにより、様式や配置など必ずしも一定ではないようです。

一般的な水屋は、竹の簀子(すのこ)を入れた流し(水皿)と、二段の棚、さらにその上に二重の釣棚を設け、水皿の左右いずれかの脇に物入、上部に棚あるいは天袋を設けることもあります。

水屋は、利休が不審庵において初めて水屋流しや棚などの構えを試みれたと伝えられています。

水屋は、簡便なものとしては、移動することのできる置水屋、茶室の壁に造りつけられた水屋洞庫(どうこ)などがあります。

・身丈(みたけ)…きものの寸法で背中側の首から裾までの長さのこと。

や行

・釉薬(ゆうやく)うわぐすりとも言い、陶器の表面にかける薬品のこと。素焼きした陶器の表面に釉薬を釉掛け(くすりがけ、釉薬を付けること)して焼くと、茶碗の表面をガラス質が覆い、陶器の極小孔をふさぐために耐水性が増します。素焼きでは水が染みてきてしまいます。
また、ガラス質特有の光沢のおかげで、様々な色や模様が得られます。これは、釉薬の中の長石が焼成時に溶け出してガラス質を形成し、金属成分が熱による化学変化で色を付けるため。

・裄(ゆき)…きものの寸法で背縫い(きもののセンター)から袖口まで長さ。

・寄付(よりつき)…茶席に入る前に、身支度を整える部屋。本来は来訪者はここで羽織を脱ぎ、足袋を履き替え、袴(はかま)を着用する。

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