西王母 二月の茶花
西王母は開花期間が長く、冬の初めから春先まで目を楽しませてくれます。もし自宅で鉢植えでなどで栽培されているのであれば、炉の花として重宝します。
写真の様に、花弁の桃色のグラデーションが美しく、 花が開くと花芯の黄色も濃く出て鮮やかですね。
ツバキは日本原産なのでもともと日本の気候や土壌に適応した性質で、加えて強いので、大変育てやすい花木だそうです。
つぼみの丸さも茶花として愛される理由の一つです。
西王母の名前の由来は、元々は中国の古代神話上の女神で西方の山に住み、半人半獣だそうですが後世美化されて描かれるようになったとのことです。不老長寿をもって知られ、漢の武帝が不老不死の仙桃を授かったとされています。その桃のイメージから西王母と名付られたのではないかと想像します。