茶道用語 ことばの説明 銘を理解することが教養? 2022.03.13 糸遊 三月の銘 糸遊(いとゆう) 春の 暖まった地面から立ち上がる水蒸気によって、遠くのものが揺らめいて見える陽炎(かげろう)のことを言います。 もう一つあって、コトバンクによると、春の晴れた日に、クモの子が糸に乗じて空を浮遊する現象のことも言うそうです。蜘蛛の糸が光を受けて流れ乱れるさまは、薄い絹織物にたとえられていて、蜘蛛の糸が光の加減で見えたり見えなかったりするところから、遊糸(ゆうし)とも呼ばれ春の季語にもなっています。どちらも幻想的な景色でなかなか素敵です。