無想庵コラムCOLUMN

お茶の用語辞典(い)

お茶の用語辞典(い)

一行書(いちぎょうしょ)

 墨蹟(ぼくせき)という禅僧の書の内の一種。多くは禅語の中の一文が書かれている。3字から7字くらいのものが多いが、中には円相といって『○』と一字だけ書いてあるものをある。江戸時代以降、読解が容易なこと、季節感が表現しやすい、また僧に揮毫してもらえば良いので、入手しやすいからなどの理由で茶席の掛け物の中心になりました。 本サイト内にある別コーナー「禅語の茶掛に馴染んでみよう」に掲載しているものは全て一行書と言われるカテゴリーの物です。

居ずまい

居ずまいとは座っているときの姿勢のことです。 お稽古中にもよく 背筋を伸ばして姿勢を正すという意味ですで、 「居ずまいを正す」と言われたりします。どうしても正座に慣れていないとお腹に力を入れることを忘れてしまい、背中が丸まってきてしまいます。カッコよく正座するにはやはり背筋をピンと伸ばすことは必須ですね。ただ慣れてきたら、ただ姿勢を正すだけでなく、心持ちというか点前に取り組む気持ちもキチンと整えるという意味も含まれていることを覚えていただきたいです。

居前(いまえ)

亭主(またはお点前をする人)が点前座に座る位置、向きのことです。5月から10月のの風炉の時期は、正面は風炉や棚(無ければ水指)になります。11月から4月の炉の時期は炉が右横にありますから、炉縁の角に向けて斜め45度が点前をする時の正面ということになります。習い始めて数年はこの向きの違いから、炉と風炉の点前手順の違いを明確に理解できず、ごちゃ混ぜになりがちです…。

随時、更新していきます。分らないことばがあれば是非リクエストしてください。よろしくお願いいたします。

コメントを残す

記事に関するご質問やご意見などありましたら下記のフォームよりお気軽に投稿ください。