無想庵コラムCOLUMN

三色団子 四月のお菓子

三色団子 四月のお菓子

今頃の季節は、やはり花見ですね!花より団子というくらいですから、今日は生上菓子ではなく、べたにどこでも売っている三色団子を取り上げます。お茶会ではさすがに出しにくいですが、お稽古では主菓子代わりに出したりします。菓子切で切り分けなくてもそのままパクっと食べられるので、私的には楽でいいです(笑)

三色団子と言えば、ピンク、白、緑の三色が定番ですね。昭和なお菓子かと思ったら、なんと江戸時代から流行っいたそうです。しかも発案者が超有名なあの人…。

mamagirlさんのサイトに拠ると「花見団子」誕生のきっかけをもたらしたのは、あの豊臣秀吉だと言われているそうです。秀吉は晩年の1598年、京都の醍醐寺三宝院の山麓に700本もの桜を移植させ、1,300人を招いて盛大な酒宴を開いたそうです。それは後に「醍醐の花見」と呼ばれるようになりました。その宴会は、桜の下に集まってにぎやかに酒を飲む、現代の花見スタイルのルーツになるものだったそうです。その際、お茶菓子として招待客に振る舞われたのが、カラフルな花見団子であったと言われています。
花見団子が広く一般に食べられるようになったのは、お花見の習慣が庶民の間に定着した江戸時代中頃だと言われています。以降現在に至るまで、花見団子はお花見のお供として親しまれています。

色の由来ですが、ピンクは桜でなくて。白はひな祭りの白酒、緑はヨモギだそうです。要するに全部、ひな祭りに関連した色です。確かに緑色の団子にはヨモギが入っているのありますね。納得しました。

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