無想庵コラムCOLUMN

吾亦紅 十一月の茶花

吾亦紅 十一月の茶花

吾亦紅(われもこう)

晩秋の風情を伝える植物で 秋の高原で咲いています。 茎の上部で枝分かれして、暗赤色の楕円形の花穂をつけるのがおもしろいですね。 和歌、俳句などにもよく登場します。   「吾亦紅  さし出て花の つもりかな」 小林一茶

吾亦紅とは「われもまた紅い」との意味です。 近縁種で花穂が白くて長い「長穂の白吾木香(ながぼの  しろわれもこう)」 という種類もあります。

花は、花穂の上の方から下の方へ 順に開花していきます。

秋の十五夜のお月見では、 薄(すすき)とともに 欠かせないものですね。もちろん茶花としても添えの花として重宝しています。桔梗や秋海棠など秋の花と花入れに荘ります。

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