無想庵コラムCOLUMN

大道無門 十月の掛け物

大道無門 十月の掛け物

大道無門(だいどうむもん)

「真理に至る大道には門が無く、出入りが自由である」という禅の悟りを表している言葉です。仏法の大道に至るには特定の方法(門)があるわけではなく、一切のものが仏道の修行になるということですね。

大きな道路には門がないことから、悟りの道には、誰でもどこからでも入れるという意味合いを持ちます。また、ふところが大きく何でも受け入れる心の大きいことのたとえとしても用いられています。

茶道は確かに、点前作法など決まり事は数多くありますが、草花や和菓子、焼き物、書など様々な文化的要素の集合体ですから、必ずしも点前作法ばかりにこだわらなくとも、自分の興味のあるものに傾倒して行っても全然問題は無いとではと私は思います。

私の場合、茶道の精神性を求めているので、余り陶芸に興味があったり、和菓子の食べ比べ的なことはそんなにしないのですが、時間が許せば興味の範囲を広げたいとは思ってはいます。

あまり茶道に馴染みのない方なら、やはり正座や決まり事をきっちり覚えるなんて辛いことだと思いますので、自分の興味の持てることから入って来るのも良いと思います。着物を着たいからという人もいますし、動機は何でもOKだと思います。

とりあえずやってみる!で大丈夫!!

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