春の水 四月のお菓子
春の水
写真は神戸、御影にある常盤堂さんの 「春の水」です。冬の間凍っていた水が春の陽気でぬるんできて、そよぐ風に揺れているイメージを渦巻き状の意匠で表現しています。ピンクの花びらが、水の流れの上を柔らかにたゆたっています。
この「春の水」は、この時期になるとよく使われるお菓子の銘で、全国のいろんな和菓子店さんがお作りになっています。ある意味、四月の定番主菓子です。
材質も様々で、常盤堂さんは薯蕷(じょうよ)製ですが、 右の写真のような吉野羹(よしのくず)製 などもあります。
以前は京都 末富さんも薯蕷饅頭の「春の水」を作っていたのですが、最近は見かけなくなりました。店頭販売限定で存続していたら良いのですが、最近買いに行けてないので、未確認です…。