水引 八月の茶花
ミズヒキ(水引) とは、タデ目タデ科タデ属の多年生草本(宿根草)です。(ということはタデと同じ??)
上の写真の様に、 細く真っ直ぐに伸びた花穂(総状花序)に、米粒大の小花(実は萼)を疎らに付けます。花茎には多数の節があり、葉は緑色が主ですが、稀に斑入りのものもあります。葉形は、楕円形で、互生し、表面に産毛が生えています。 花名は、花被片が4つに深裂し、上3つは赤く、下1つは白いのです。(↓下の写真参照)祝儀袋に掛かっている赤白の水引に例えられ命名されました。白花だけの水引、はギンミズヒキ(銀水引)と呼ばれます。
ミズヒキ(水引)の草姿は、バラ科の黄金色の花を咲かせるキンミズヒキ(金水引) に似ています。 しかし、よく見ると、花や葉の形は違います。
日本らしい名前が付いているので原産地は日本かと思いきや、なんとインドだそうです!!写真では伝わりにくいので水引のスペック?を下に記載します。
草丈:40~80cm 花色:赤白2色 開花期:8~10月 総状花序長:30cm 花径0.4cm
花は、名前が似ていても姿形が全然違ったり、別の科だったりして本当に混乱しやすいです。私もすごく花の名前を覚えたり、種類を見分けることがすごく苦手です。自分の勉強のためにも茶花の解説コーナーを書いているのですが、間違いやすい花を比較検討のために下に載せておきますので、皆さんも花を見分ける時の参考にして頂けたらと思います。茶花は自分で育てるのが一番ですが、都会では庭は無いので、なかなか難しいですよね?因みに水引は水やりさえちゃんとしておけば割と手間の掛からない草花ですが、鉢植えよりは地植えの方が適しているそうです。