お茶の用語辞典(あ)
相客(あいきゃく)
お茶席で同席した人のこと。正客に対して相伴する客のことも言います。茶道には利休七則という有名な心得がありますが、そのうちの一つに『相客に心せよ』というものがあります。同じ場所にたまたま居合わせたお客様同士が互いに気遣い、敬意を持ち、共に楽しい場を過ごせるように、他を思いやる心を持て、という教えです。似た言葉に連客(れんきゃく)があります。
あずける
茶道では、お点前の最中に道具を仮置きするときにこの表現を使います。また、道具の拝見の際、定座に出された茶入や茶杓などの道具を正客が自席まで引いておくことをあずかると表現します。
霰膚(あられはだ)
茶の湯釜の釜膚(釜の表面)の装飾技法の一種類で、地膚に細かな粒状の地紋を浮き出させたもの。