曙 一月の茶花
曙(あけぼの)
炉の茶席ではやはり椿が主役です。椿と言っても何百種類とあるのですが、曙は正月くらいから春先にかけて咲く椿の一種です。花の特徴としては桃色で、一重咲きです。花が開くとお椀のようになる花型です。中輪~大輪の花で、椿としては大きな花です。サイズとしては花径は6㎝~8㎝程度です。
椿の種類を見分けるには、花の色や形だけでなく、葉の特徴も併せて覚えとくと見分けられるようになります。と言っても私の場合よく忘れるので肝心な時に名前が出てきませんが…(笑)。葉の色は濃い緑色、形は やや大きくオカメ型の丸葉も特徴的です 。茶席に用いられるので、多分見かけることが多いと思います。通称「あけぼのつばき」と呼ばれ親しまれています。
私的には、開いた状態で使うより、右の様に半開きの状態があけぼのつばきには合っている様に思います。また白玉という種類なら真ん丸なピンポン玉(直径2センチくらい)みたいな蕾ですから、こちらはなんと蕾の状態で使いますし、 満開にならなくても絵になるのは、椿くらいですよね。