無想庵コラムCOLUMN

蛍袋 六月の茶花

蛍袋 六月の茶花

まさに「袋」形の花 。キキョウ科の多年草で、別名は釣鐘草(つりがねそう)。 初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせる。 英語では  「bellflower(鐘の花)」という。 開けたやや乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、全体に毛が生えている。根出葉は長い柄があり、葉身はハート形。匍匐枝を横に出して増殖する。初夏に花茎を延ばす。高さは、最大80cmくらいにまでなり、数個の釣り鐘型の花を穂状につける。花は柄があって、うつむいて咲く。暑さには弱い一方、日陰でもよく育つ。

山間部では人里にも出現する野生植物であるが、美しいので山野草として栽培されることも多い。花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、関西では白が多い。 開花時期は、 6/ 1 ~ 6/25頃。  名前の由来は、「花の中に蛍を閉じ込めると、  その明かりが外へ  透けて見える」ところから 来ているらしいです。  因みに、提灯(ちょうちん)の古名は「火垂(ほたる)」というらしく、その提灯に似ているので 「ほたる」が「蛍」になったとも言われているそうです。↓こんなイメージでしょうか?

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