無想庵コラムCOLUMN

利休祥当忌

利休祥当忌

  2月28日は千利休が秀吉の命により、切腹して亡くなられた日です。享年70歳でした。

天正十九年と言いますから西暦で1591年、今から428年前になります。

旧暦の2月28日は、現在の暦では約1ヶ月遅れの3月下旬にあたります。
その為でしょうか、三千家ともに利休忌というのは3月の27日か28日に執り行われています。

ということで今日は祥当命日ということになり、裏千家では毎年、利休居士毎歳忌(利休祥当忌)というものが大徳寺聚光院の本堂において毎歳忌法要が営まれました。法要には、千 玄室大宗匠、千 宗室家元夫妻、他、同門社中の皆さんら200名近い方々が参列されました。

午前9時、家元が一碗を供えられた後、聚光院住職の小野澤虎洞師を導師に読経がなされ、参列者は利休居士の遺徳を偲んで静かに合掌。

法要後には、閑隠席において参列者に一碗が呈されるということです。

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