無想庵コラムCOLUMN

玉椿 三月のお菓子

玉椿 三月のお菓子

玉椿(たまつばき)

先日、姫路へ出張した折、買い求めましたのが姫路を代表する和菓子伊勢屋本店さんの『玉椿』という銘菓です。伊勢屋本店は、元禄年間に創業した歴史のあるお店で、姫路藩の酒井家御用菓子司として歩んで来られました。

伊勢屋さんのサイトに拠ると、天保3年(1832年)、11代将軍・徳川家斉の娘・喜代姫と姫路城主・酒井忠学との婚礼の頃に『玉椿』が作られ、姫路藩の御用菓子に用命されたとのことです。その後、明治維新以後に、「玉椿」を一般に販売したそうです。今では『姫路を代表する和菓子』として有名です。私も本業の傍ら、お茶を修行しているので、この記事のためにも行く先々で何かないか探していますが、今回は比較的メジャーなので、(それに日持ちもするので)あっさり『玉椿』に決定しました(笑)

黄身餡を薄紅色の求肥で包んで「椿の花」に見立てているお菓子で、原材料に 白小豆(しろしょうず)を使用しているそうです。この白小豆は、淡い黄色味をおびた白色で、香り豊かな風味と上品な甘みがあるので、 しっとりとした 感じでとても美味しいです。それに求肥の皮が柔らかいので、もっちり感があり口当りも良いです。 お土産に買って帰れるし、お値段も手ごろで一個あたり150円くらいですから、お茶席の主菓子に重宝しています。通年で販売されているようですが、銘が椿だけに炉の季節限定で私は主菓子として使っています。賞味期限は夏8日、冬は9日で、お店によると「あまり長くはないので、お土産などに購入する際は注意が必要です」とのことです。 練り切りなど生菓子は通常1日なので、持ち帰った次の日には使う私にとっては十分。

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