お茶の用語辞典(け)
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偈(げ)
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世界大百科事典( 第2版)によると、偈とはサンスクリットを音訳して偈陀(げた)と呼ばれさらに意訳して偈頌(げじゆ)と言われるものです。韻文で1句が五言もしくは七言で表現されており、4句をもって一偈としています。所謂、詩と同じでが,その題材が仏教的であることを特色とする。禅宗では,禅僧が師家の啓発によって悟りを開いたときに、その悟りの心境を偈頌の形式をもって表現しています。 師匠から弟子に送るのが一般的でしょう。親しい間柄で餞別代りに送ったりもしていたようです。(もちろん、僧侶だと思います。)
建水(けんすい)
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お点前の際に、湯や水を捨てる器のこと。昔は水こぼしと呼ばれていたが、現代では漢字を音読みして「ケンスイ」と言っています。建水にも格があって、真は茶の湯が伝わった室町時代に使われていた中国製の古銅の深鉢形のものです。時代が進むにつれて行や草とカテゴライズされる道具が使われていき、陶器製のものや砂張(さはり)と言われる銅製品、ガラス製など材質、形共に種類が増えていきました。
木地を曲げて作られた木地曲げを基本として使われて来たようですが、現代では多分、木地曲の建水が比較的値段が張る材質ではないかと思います。職人さんが手で作るのでそうなりますよね。
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