お茶の用語辞典(ぬ)
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塗物(ぬりもの)
漆器を総称して塗物と言います。漆塗りの器物全般を指すので、棗などの薄器や炉縁なども該当します。
古来、漆(を使った)芸は日本、中国、朝鮮半島などで発達してきた技法で、東洋独自のものだそうです。漆芸に使われる漆液は、漆(ウルシ)の木より染み出る樹液で、固まると美しく丈夫な塗膜をつくり、また、強い接着力を持つため、古くから多くの用途に応用されてきました。特に日本では、良質な漆の木が育つということで、中国などとはまた違った漆工芸品が古くから生産されて来たそうです。
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日本の漆芸は高度な技法を有しており、文房具(硯箱とか)や茶道具などに用いられ、特に漆面に加飾する蒔絵の技術が発達しました。 (※蒔絵の説明は「ま」の項で)
布目塗(ぬのめぬり)
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塗物の中の一技法で素地に布や紗(しゃ)を張ってその上から漆をかけて布目の模様をあらわしたものです。