お茶の用語辞典(あ行)①

あ
・相客(あいきゃく)…お茶席で同席した人のこと。茶道には利休七則という有名な心得がありますが、そのうちの一つに『相客に心せよ』というものがあります。同じ場所にたまたま居合わせたお客様同士が互いに気遣い、敬意を持ち、共に楽しい場を過ごせるように、他を思いやる心を持て、という教えです。似た言葉に連客(れんきゃく)があります。連客は一緒に来た同伴者のこと。
い
・一行書(いちぎょうしょ)…墨蹟(ぼくせき)という禅僧の書の内の一種。多くは禅語の中の一文が書かれている。3字から7字くらいのものが多いが、中には円相といって『○』と一字だけ書いてあるものをある。
う
・薄茶器(うすちゃき)…棗(なつめ)など薄茶用の茶器の総称のこと。棗は漆器に分類されます。 対して濃茶用の茶器を茶入(ちゃいれ)と呼びます。
・受け礼(うけれい)…濃茶の時、茶碗を次客に渡した後、正客は手をつき一礼します。これも送り礼といいます。受け礼は茶碗を受けとった後、送り礼に対し、茶碗を少し押し戴いて受け礼をします。茶碗を持っているので手はつきません。
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