無想庵コラムCOLUMN

糸遊 三月の銘

糸遊 三月の銘

糸遊(いとゆう)

春の 暖まった地面から立ち上がる水蒸気によって、遠くのものが揺らめいて見える陽炎(かげろう)のことを言います。

もう一つあって、コトバンクによると、春の晴れた日に、クモの子がに乗じて空を浮する現象のことも言うそうです。蜘蛛の糸が光を受けて流れ乱れるさまは、薄い絹織物にたとえられていて、蜘蛛の糸が光の加減で見えたり見えなかったりするところから、遊糸(ゆうし)とも呼ばれ春の季語にもなっています。どちらも幻想的な景色でなかなか素敵です。

コメントを残す

記事に関するご質問やご意見などありましたら下記のフォームよりお気軽に投稿ください。