無想庵コラムCOLUMN

お茶の用語辞典(お)

お茶の用語辞典(お)

送り礼、受け礼(おくりれい・うけれい)

 濃茶の時、茶碗を次客に渡した後、正客は手をつき一礼します。これも送り礼といいます。受け礼は茶碗を受けとった後、送り礼に対し、茶碗を少し押し戴いて受け礼をします。茶碗を持っているので手はつきません。

押し戴く(おしいただく)

 うやうやしく、物を受け取ること。両手で少し持ちあげて、軽く礼をする。

主菓子(おもがし)

通常、濃茶の前に出てくる和生菓子のこと。種類は数多く、例えば薯預饅頭(じょうようまんじゅう)、きんとん、餅菓子など季節やお茶席の趣向によって様々です。大寄せの茶会では、濃茶がない場合が多いので、薄茶の前に出されます。薄茶の前は通常干菓子のはずですが、おいしいお菓子はやはり皆さん大好きなので、主菓子が出されてから薄茶をいただくという流れになっています。

大津袋(おおつぶくろ)

棗を包んで結んだところ

大津袋(おおつぶくろ)とは、中棗を入れる紫の縮緬(ちりめん)の袋のことで、棗を濃茶器として使用する場合に使います。裏千家では小習い16か条の内の一つに大津袋の扱い方を習う科目があります。 棗での濃茶は千家の茶道の特徴といえますので、千家のお茶を学ぶ者にはとても重要な意味を持っているお点前 になります。

置き合わせる

棗と茶筅、茶碗と茶入れなど組み合わせは色々だが、道具と道具をバランス良く定まった位置に並べて置く(配置する)ことです。お点前のお稽古の時によく先生から言われる言葉ですので、理解しておくと役立ちます。

随時、更新していきます。分らないことばがあれば是非リクエストしてください。よろしくお願いいたします。

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