加茂本阿弥 二月の茶花
加茂本阿弥(かもほんなみ)
「かもほんあみ」とも呼ばれています。一般的には「かもほんなみ」と呼ばれることが多いみたいですが、椿の専門書にも両方明記されているので、どちらも正しいということでしょう。開花時期は早春ということなので、二~三月です。でもたまに時期外れもあるので、その年の気候とか、植えてある場所の状況などにもよるでしょう。
花の色は白色。一重咲きの大輪です。葉も丸みがあり、厚みもあり大きいです。この種は全体的に大柄なイメージですよね。なんでも染色体が普通の物より三倍もでかいとか。花の大きさから品種を当てられる数少ないものかも知れません。私は茶花の名前をなかなか覚えられなかったので、言い当てられるととても嬉しいので、メジャーな花だけでも覚えるよう努力してますが、加茂本阿弥もその一つです。
もし加茂本阿弥そっくりでピンク色の花びらを見つけたら、それは『嵯峨本阿弥』という品種で、枝変わりといって加茂本阿弥の突然変異なんだそうです。