無想庵コラムCOLUMN

梅花一朶香 二月の掛け物

梅花一朶香 二月の掛け物

梅花一朶香   (ばいか いちだ かんばし)

意味は、百華の魁と云われる梅の一枝に花が咲き始め、香しい匂いが漂っているなあ、と言った意味です。

一朶(いちだ) とは ひとかたまりのことです。 特に花のひと枝や一輪の花を指してこう言います。現代語ではほとんど使われていない言葉だと思います。私も最初は何のことかさっぱり分かりませんでした。

禅語的な解釈はどうか調べてみましたが、残念ながらメジャーでないのか、単純に禅語ではなく詩歌なのかはっきりしませんが、春の訪れを喜ぶ句であるのは間違いないです。

ちょうど今は氷点下の日が続いたかと思えば、日中10度を超える早春の日があったりと気温差が大きい時期ですね。暖かい日が続けば梅の花も咲き始めてくれるでしょう。

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