無想庵コラムCOLUMN

江月照松風吹 十月の掛け物

江月照松風吹 十月の掛け物

江月照松風吹(こうげつてらししょうふうふく)

江月とは川面に浮かぶ月のことです。現代語訳にすると、(中国なので恐らく広い)川の上に照り輝く明月 松のこずえに吹き来る清風      出典「証道歌」

 これには下の句もあって、永夜清宵何為所えいやのせいしょう なにのなすところぞ)とつづきます。意味はこの夜の絶景は何のために私の目の前にあるのだろうか?Tいった感じでしょうか?雄大な自然への畏怖とか神秘性を称賛しているようです。

コメントを残す

記事に関するご質問やご意見などありましたら下記のフォームよりお気軽に投稿ください。