無想庵コラムCOLUMN

白雲自去来 八月の掛け物

白雲自去来 八月の掛け物

白雲自去来(はくうん おのずからきょらい)

出典は『景徳伝灯録』という書物で、上の句があり、対句になっています。「青山元不動(せいざん もとふどう) 白雲自ずから去来」

青山は心を乱す煩悩の嵐にも微動だにしない仏性を指し、白雲は怒りとか怠惰など心の障害物を指しているそうです。どれ程修行を積んでも、それを妨害する煩悩は次から次へと雲の様に湧き起こり、去来する。という修行者に対する戒めの言葉です。一見、空を見上げて自然現象を描写しているだけの句ですが、やはり禅語ですね。深い解釈があるようです。茶人は禅の修行僧ではないですが、茶禅一味と言われるように、ただの趣味でお茶のお点前をするだけでなく、お茶席が精神的な向上というか自分自身を見つめる場になれば良いな~と常々思っております。

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